【レコード棚から】今日はレコードストアデイでした
毎年4月の第3土曜日はレコードストアデイということになっており、各レコードショップにてこの日のための限定盤が並ぶのが目玉となる。普段レコードを購入している人にとって特別な1日だ。
今年のラインナップ、事前にリストを見る限りで特別欲しいと思うものは無かったけれど、現物をとりあえず見に行くかと思い立ち近所のディスクユニオンに開店直後に足を運んだ。
特別な日の開店直後ということで物凄い数の人がいた。レジへの長蛇の列などを見ているだけで疲れ、なにも買うことなく店を出た。目当てのレコードを見つけた人たちはとても嬉しそうで、平和な雰囲気だった。
それでも、せっかくだしやっぱり何か買うかと夕方に再びディスクユニオンを訪れると、今度は祭のあと感がかなりあり(開店直後の雰囲気を見たからかもしれないが)、今残っているものに果たして良いものがあるのだろうがと、レコード棚を丁寧に見て行く気分になれず結局何も買わずに帰宅した。
買わなかったものの、今日は友人を自宅に招き、レコードを聴きながらビールやコーヒーを飲んで楽しんだ。結果としてレコードを愛でる、良い1日となった。
(友人はレコードストアデイの限定盤のグレゴリーアイザックスのライブ盤を買ってやってきた!)
春らしいと感じるものをチョイスし、再生した。
例えば以下のような作品を聞いた。
Anna Burch "Quit the Curse" (2018)
今年の作品。冬にリリースされたが、暖かく可愛げのあるポップ作品で春が待ち遠しくなる内容だった。結果気候が良くなり、春本番というタイミングでもたくさん聞いている。
US盤はPolyvinyl Recordsからのリリース(私が持っている写真のカラーヴァイナルバージョンもそれです)となる。Polyvinyl Recordsは良リリースが続いており絶好調な印象。今後のリリースにも注目したい。
去年のJay Somのアルバムかなり好きだった
Julie Byrne "Rooms With Walls and Windows" (2014)
"Rooms With Walls"という作品と "Windows" という作品が片面ずつ収録されているという構成のフォーク作品。2014年に購入してから聴きまくっている大切な作品。陽気というわけでは無い曲もあるけれど、暗い部屋に光が射すとか、ひんやりした場所の温度がちょっと上がる瞬間のようなイメージがコンパイルされた作品だと思う。素朴だが崇高な感じがする。
名曲!
去年の”Not Even Happiness”というアルバムも相当好きだ。見事な進化という感じがある。
もちろん他にもたくさんの作品を聞いて過ごしたが、あげると切りがないので、レコードストアデイっぽくカラーヴァイナルで保有している作品で春っぽいものを選んだ。
それぞれのレコードストアデイを楽しみましょう。