大阪・都島 出汁がきいた担担麺
大阪都島区にある「担担麺の掟を破る者」へ行った。
大阪の今のラーメンシーンの台風の目と言っても過言ではない「UNCHI」系列のお店
「UNCHI」って何よという方は要チェック
店名はつい最近まで「担担麺 Japanese Original Tang-Tang」
という名前だったがいつの間にか「担担麺の掟を破る者」という名前に変わっていた。
より記憶に残りやすい名前になったし、「UNCHI」っぽい名前になったという印象。
地下鉄谷町線3番出口から直ぐ。
日曜日の昼13時頃に訪問して、6人ほどの行列が。
並んでいる間、一緒に来た友達が「すごい出汁の香りがする!これ本当に担々麺屋さんなの」と驚いていた。
こちら、魚介の出汁が特徴の担担麺屋さんなのである。メニューには「関西唯一の魚出汁担担麺」との説明がある。
外から見た印象で狭い店かと思いきや、意外と奥に広く席数は18席と多めとなっている。
半分がカウンター、半分がテーブル
イギリスのパブのビアグラスのような形状、おそらく1パイントサイズのグラスにたっぷりのお水。
メニューはスタンダードな「WABI」
汁なし 「SABI」
激辛担担麺の「福島 清」
(なんて読むんだ?と一瞬戸惑うが ふくしまきよし が正解)
辛い要素無しのお子様向けとして「ふくしま君」
の4種がグランドメニュー。
温泉卵、にんにく、南高梅 などトッピングも充実しているようです
初めての訪問だったのでスタンダードなのにしようかと思ったけれど、
辛いもの好きなので、ギリギリまで迷って「福島 清」をオーダー
赤い見た目に、大きい小松菜の爽やかな緑。
スープは確かに中々辛い!辛さとラー油のコーティングがあるものの魚介出汁をしっかり感じることが出来る。
スタンダードの方は辛さが抑えられている分、もっとドカっと出汁を感じる事が出来るのではないだろうか。
挽肉の量も標準だが十分な量で、魚だけでなく動物の味の楽しみもある。
魚出汁も十分印象的だが、麺もなかなか個性的。
丸い中太麺に黒いつぶつぶが練り込まれているのが確認できるが、こちら担担麺には欠かすことの出来ない胡麻である。黒胡麻。
胡麻の味は大きく主張しては来ずいい塩梅。
魚出汁と胡麻の練り込まれた麺という2つの強烈な個性により、
「今、特別な一杯を食べているのだ」という気分になる事が出来た。
サイドメニューの「挽肉ご飯」も試した。
米の量も、その上の挽肉や玉ねぎの量も、味付けも丁度良い。普通に美味しい。
次回の訪問の機会ではスタンダードな「WABI」を試したい。抑えられた辛さで、どんな事をやろうとしている担担麺なのかをもっと知りたいと思った。
清潔な店内、ゆとりのある席の感覚、丁寧な接客も嬉しく良いラーメン体験が出来た。人にも勧めやすい良い店。